ヴィンランド・サガ15巻では、とうとうトルフィンの嫁となる(はずの)グズリーズちゃんが登場しました!
ていうか ちゃっかり表紙になっちゃってます!
いやあ可愛いですねえ。
「トルフィンの嫁」グズリーズは史実にも登場!
ヴィンランド・サガの主人公トルフィンは、実在の人物がモデルであることは多くの読者がご存知かと思います。
その人物とは「侠気(おとこぎ)のソルフィン」ことソルフィン・カルルセフニ・ソルザルソン。
多くの移民を引き連れてヴィンランドへと導いた偉人であります。
そして彼にグズリーズという名の妻がいたことも、歴史に刻まれています。
そうです、15巻で登場したグズリーズちゃんこそ、将来トルフィンの妻になる女性で間違いないでしょう。
というわけで、今回はグズリーズちゃんの人物像に迫ります!
作中でのグズリーズちゃん
漫画「ヴィンランド・サガ」でのグズリーズは、トルフィンの故郷アイスランドの有力者であるシグルド↓の許嫁として登場しました。
しかしこれはお互いの意思ではなく、親同士が決めた政略結婚のようなもの。
もともと勝気で自由奔放な性格のグズリーズは、女はおしとやかにふるまい家を守れという周囲の圧力に耐えきれず、出航しようとしているトルフィンの船にこっそり乗り込み海に出てしまいます。
なし崩し的にトルフィン一行のメンバーとして認められたグズリーズですが、航海のうちにトルフィンの優しさとまっすぐな性格に惹かれるようになります。
一方、許嫁に逃げられメンツを潰されてしまったシグルドは、グズリーズを連れ戻すためトルフィンの船を追い続けます…
史実上のグズリーズの経歴
史実としてのグズリーズは、最初に船乗りレイフの弟のソルステインと結婚しています。つまりレイフさんの義妹ですね。
このソルステインという男は、兄レイフの発見したヴィンランドに移住することが夢であり、今まで3度航海に挑戦しましたが全て失敗しています。
そしてグズリーズとの結婚後間もなく、ソルステインは病に倒れなくなってしまいます。
その後アイスランドからグリーンランドにやってきた商人ソルフィン・カルルセフニ・ソルザルソン(侠気のソルフィン)が、未亡人となったグズリーズに一目ぼれして妻にするのです。
亡き夫ソルステインの夢を引き継ぎたいと思ったのでしょうか、グズリーズはソルフィンにヴィンランドへの航海を勧め、二人は海へ旅立つのでした・・
というのが文献史料に載っている史実であります。
トルフィンがすでに商人になっていたり、グズリーズに一目ぼれしたりと漫画では多少違うところもありますが、
きっと漫画ヴィンランド・サガでも、グズリーズはトルフィンと結ばれてヴィンランドにたどり着くことでしょう。
グズリーズの性格
史実ではグズリーズの性格についてはあまり触れていませんが、ソルフィンにヴィンランドへの危険な航海を勧めて、一緒に旅立ってしまうあたり、、そうとうたくましい女性だったのでしょうね。
そして漫画ヴィンランド・サガでもなかなか男勝りのたくましい性格をしています。
料理や裁縫が大の苦手で、オシャレにも無頓着で自ら髪を切り落とす。「世界」に憧れ船乗りをめざし、何度レイフに断られてもあの手この手で船に乗り込もうとする。あまりに活発な性格。
・・これは興味が男っぽいというのを通り越してサヴァンとかADHDではないかと疑ってしまうレベルですね。
でもそんな彼女だからこそ、時折見せる照れた表情が、、ギャップがあってめっちゃ可愛く見えてしまいます。
どうやらすでにトルフィンに惚れかけているようですね。順調順調。
でもレイフ達からの「グズリ」という呼ばれ方は微妙だと思う。全然可愛くないし。。
ぼのぼのやゴールデンカムイにもでてくるクズリを思いだします…
クズリ – Wikipedia
クズリ(貂熊、屈狸、Gulo gulo)はネコ目(食肉目)イタチ科クズリ属に分類される哺乳類。
二人の将来は?
史実では、トルフィンとグズリーズの夫婦は…移民を引き連れ見事ヴィンランドに到達し、子供にも恵まれるという結果になっています。
幸せな結末でよかった。。漫画でも、ぜひこんな展開になってほしいですね。
二人の恋の行方、そしてヴィンランドへの航海が楽しみですね(*^_^*)
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