ノーガンズライフの世界観と設定を解説!

ノーガンズライフの世界観と設定を解説!


ウルトラジャンプで連載中のハードボイルド・サイバーパンク漫画ノーガンズライフですが、最近アニメ化されたことで新規の読者さんが増えて、今までの設定を知りたい!という声が高まってきました。

そこで今回は、ノーガンズライフの世界観と設定をまとめてみました!(なるべくネタバレは抑えるようにしてます




拡張者とは?

拡張者(エクステンド)は、身体の一部を機械化した人たちのことです。
身体機能拡張技術は、もともと戦時中にサイボーグ兵士をつくるための技術として研究開発されましたが
いまでは事故で手足や視力を失った一般市民も手術を受けて拡張者となっています。

しかしその中でも、戦時中に大きく拡張を施されてしまった兵士は過剰拡張者(オーバー・エクステンド)と呼ばれ、戦争が終わってからも精神を病んでしまう者が多く、また必要以上の武力を持つことから一般市民からは忌諱されています

主人公の乾十三も頭部が銃というインパクトのある過剰拡張者なので、初めて会う人からは怖がられることが多いようです。

歴史上のできごと

十三と鉄朗が出会う物語開始時点より50年以上前、大きな戦争が起こりました。
その戦争の最中、機械技師たちによるベリューレンという組織が機械化された義手・義足の研究を進め、実用化までこぎつけます。
この身体機能拡張技術は即座に戦場の兵器として転用され、多くの兵士が実験台となることで飛躍的に技術が進歩することとなりました。

そして物語開始時点より5年前、半世紀続いた戦争がついに終結。
街では拡張者となった戦争帰りの兵士が溢れ、一般市民との摩擦が問題に。そこで政府は復興庁という機関を新たに設け、拡張者たちの監視や取り締まりなどを行うこととしました。

物語開始時点では、身体機能拡張技術は一般市民まで浸透し、武力を求めるゴロツキや力仕事を受けたい貧民が違法手術で体を機械化するまでになりました。
拡張技術を独占するベリューレン社は街を牛耳る大企業となっています。

組織関係図

ベリューレン社…身体機能拡張技術を独占し、街を牛耳る大企業。

スピッツベルゲン…反拡張技術主義を訴えるテロ組織。

九星会…九星窟を仕切るマフィア組織。違法拡張パーツや、種子島のようなオリジナル鎮静剤の製造も行っている。

九星窟…移民たちの暮らすスラム街で、住民の九割以上が拡張者。警備局やベリューレン社でも簡単には手出しできない非干渉地帯となっている。

復興庁…戦後復興を目的とした行政機関。警察のような役割の警備局や、拡張者に関する事件を取り扱う復興庁拡張者対策局(EMS)、犯罪を犯した拡張者を収容する保管庫などの部署に分かれている。

主人公・乾十三について

銃頭の主人公・乾十三(いぬい じゅうぞう)は、世間で起こった拡張者がらみの問題を解決する「処理屋」として乾相談所を営んでいます。

過剰拡張を受けた影響か、従軍前の記憶はなく、乾十三という名前すら兵士時代の相棒に名付けてもらったようです。そして戦後~処理屋をする以前は、とある特殊任務に就いていました。それが彼のアイデンティティに大きく影響しています。

十三の拡張部分はあの銃頭だけかと思いきや、じつはほぼ全身が機械化されています。
この銃頭をもつ特徴的な全身拡張は「GSU(ガンスレイブユニット)」と名付けられており、世界に数人しかいない最強の拡張者と考えられます。あの最新の拡張を施しまくったメガアームド斎時定よりも余裕で強いです。

本来は何トンもあるごつい体(兵装)を持っていますが、普段は体の中に圧縮構造体として収納されています
これを開放すると背中がパックリ割れて大砲のような兵器部分が飛び出してきます。戦闘力も飛躍的にアップ。

しかしGSU(ガンスレイブユニット)が本当の力を発揮するのは射手(ハンズ)となるパートナーがいるときで、ハンズが主砲の引き金を引くと街一つ消し飛ばすほどの砲撃が可能です。

ノーガンズライフの伏線と謎を考察

ノーガンズライフでは、まだ作中で明かされていない4つの謎があります。

①大戦中の事件

あのメガアームド斎時定が、元同僚のゴンドリーやEMS職員を始末してでも口止めしたかった大戦中の秘密。

ベリューレン社が躍起になって隠ぺいしようとしていることから、拡張技術の非人道的な研究や、洗脳され過激な拡張を受けた兵士が民間人を大量虐殺した、といったようなことかもしれませんね。

もし十三やセブン達のような過剰拡張者が記憶を取り戻すようなことがあれば、事の詳細がわかるかもしれません。そのときは、作中の黒幕であり最大の敵であるベリューレン社に対しての最大の武器となることでしょう。

②ベリューレン社の「根」について

ベリューレンを創設した6人の幹部「(ヴルツェル)」。
おそらくただの飾りであるCEO荒吐に加えて4名の幹部の名前が明らかになりました。

彼らは50年以上続いた大戦のきっかけを作ったとされており、今は自分たちの生命維持のためベリューレン社を陰から意のままに操っている、まさしく作中の黒幕。

彼らの過去や正体が解き明かされるのが楽しみですね。

一つ気になったのですが、「根」の6人のメンバーの中に
十三がひいきにしている床屋のおじいちゃんにそっくりなシルエットがいるんすけど…
これって伏線だったりするんでしょうか?


③相棒の行方

従軍時代、十三の相方だったハンズの男は、終戦とともに姿を消しました。
十三を道具をして扱わず名前を与えたり、終戦で処分されそうだった十三をかばったりとなかなかの好人物だったようですが
なぜ姿を消したのか?今はどこで何をしているのが気になるところですね。なぜかペッパーちゃんは彼の居場所を知っているようですが…
ゆくゆくは十三と再会するものと思われます。

④鉄朗の過去

記憶を失う前は、スピッツベルゲンに資金提供していたという哲郎。
いったいどのような考えでテロ組織に味方し、どうやって断罪されたのか気になるところです。これもいつかは明らかになるのでしょうか。

こちらの記事もどうぞ
ノーガンズライフのメアリーちゃんかわいい!チャームポイントまとめ
ノーガンズライフ ヴィクターの姿と人格まとめ


スポンサーリンク