ドロヘドロの世界観と用語をわかりやすく解説!

ドロヘドロの世界観と用語をわかりやすく解説!


アニメ放送が目前に迫った「ドロヘドロ」ですが、この漫画には”魔法使い“や”ホール“といったよくわからない設定がたくさん出てきます。
本来なら作中で少しずつ理解していくんですが、ここはアニメを最大限に楽しむため、事前に予習しておきましょう!

そんなわけで今回はドロヘドロの世界観と用語をわかりやすく解説していきます!




ドロヘドロの世界観とストーリー

ドロヘドロの舞台は、現代と同じ程度に科学が発展していて、そこに魔法が加わったSFダークファンタジーな世界です。

ドロヘドロは絵柄がちょっと気持ちわるくてグロい描写もありますが、その中身はわりと人情的な話やギャグが盛りだくさんで、そこまでシリアスな作品ではありません。
この退廃的な雰囲気とブラックジョークをライトな感じで楽しめるのがドロヘドロの醍醐味ですね。

ストーリーは主人公カイマンが本当の顔を取り戻すための謎解きになります。

この世界では人間の町にときどき魔法使いがやってきて、人を魔法の練習台にするので、カイマンのように動物の顔になってしまった人や、歳を取らなくなった人、死んでしまう人もたくさんいます。
なので魔法使いは人間から恐れられています。

カイマンは本当の姿を取り戻すため、魔法使いを見つけては戦いを挑み、手掛かりを探しています。
しかしついに魔法使いたちに目を付けられ、カイマンへの刺客が送りこまれるのでした…

魔法使いって何?

この世界には、マスクで顔を隠した”魔法使い“と呼ばれる人々が出てきます。
魔法使いは姿こそ人間そっくりですが、実は人間とは違った種族です。

魔法使いの体には魔法を使うための臓器や回路が存在していて、体から出るケムリを媒介にしていろいろな魔法を使うことができます。
ただし使える魔法は一人一種類だけ。
魔法の種類としては物体を何かに変化させる(例:キノコ、虫、爬虫類など)ものが一番多く、逆に物体を修復したり時間を巻き戻す魔法の使い手はとてもレアな存在です。

希少な魔法を使える者や、体からたくさんのケムリを出せる有能な魔法使いは皆から尊敬され、
逆に人間や、ほとんどケムリの出せない才能の乏しい魔法使いは見下されぞんざいな扱いを受けることになります。

魔法使いたちは普段は魔法使いの国に住んでいますが、人間を魔法の練習台にするために、たびたび人の世界にワープしてきます。
これはまだ人間たちがウホウホ言ってた原人の時代から繰り返されてきたことのようです

ドロヘドロの2つの舞台

ドロヘドロでは、魔法使いたちの住む「魔法使いの世界」と人間の住む街「ホール」の2つの世界で物語が進みます。

魔法使いの世界」では魔法使いたちが人間と同じように街を作って暮らしていて、優秀な魔法使いはそれを利用して金を儲けたり高い地位に就き、ろくな魔法が使えない一般人は飲食店やタクシーの運ちゃんなど普通に働き生活を送っています。
ただし魔法の才能がないものに対しての差別はあるようです

魔法使いが魔法の練習をしたくなった時には、人間の世界につながるゲートを通って人間を襲い、練習台にします。
このゲートが繋がっている町のことは「ホール」と呼ばれていて、魔法の影響で空間がゆがんでいたり、ケムリの含んだ黒い雨が降ったりして、治安も悪くなりがち。
カイマンとニカイドウはこの町に暮らしていて、魔法使いが現れるのを今か今かと待ち構えているようです。

魔法使いの世界の特色

マスク


魔法使いたちはなぜか普段からパンクなデザインのマスクを被って生活しています。ただし素顔を見られるのがタブーというわけではありません。

パートナー

作中の心(しん)と能井(のい)の2人はパートナーです

魔法使いの国では皆、パートナーを決めるという風習があり、パートナーとなった二人は普段できるだけ一緒に過ごすようです。
ただし仕事が同じとは限らないし、夫婦とは違って男同士や女同士の場合もあります。

悪魔


魔法使いの世界には”悪魔“という大変能力の高い上位的存在がいます。

悪魔には生まれつき悪魔だったモノと、魔法使いが修練を積んで悪魔になったモノがいます。悪魔になると強大な力を得る代わりに、人間とかけ離れた悪魔らしい姿になり、性格はひねくれてしまう。

魔法使いという生き物が生み出されたのも、太古の悪魔の退屈しのぎであったとか。

本当は優しい世界

ドロヘドロはグロテスクな作風のダークファンタジーを謳ってはいますが、実際は明るくポップな作品かもしれません。

設定の上ではたくさん人が死にますが、主要キャラクターたちの周りではどんなに敵が大暴れしても誰も死なないし、死んだとしても魔法で生き返ってしまいます。
命を懸けた戦いも、キノコが生えたりギョーザが乱舞したりとどこか緊迫感ないものばかり。

そして極めつけは、キャラクターたちに全く性欲がないこと。セクシーな女性が出てきたり肌があらわになるシーンはたくさんありますが、男性キャラたちは不自然なほどに興奮した様子を見せません。この世界の人たちはどうやって子孫を残せたんだろうと思うほど。
主人公カイマンもニカイドウのことは大事な友達というスタンスを終始貫いています

でもこうした男女のドロドロがない平和な世界だからこそ、安心して観ることができるんですよね。

個人的にドロヘドロは、癒されたいときに観る「おかあさんといっしょ」のような作品だと思っています。


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コメント

  1. 匿名 より:

    とってもわかりやすいあらすじありがとうございます!