小さい頃には「パパのお嫁さんになる!」と言ってくれた可愛い娘も、
たいていは中学生、高校生の頃になると「おやじキモい」と言い出し、洗濯物を分けて洗ったり、お風呂の水を入れ替えたりし始めるものです。
これは近親○○を避けるための本能とも言われていて、仕方ないと思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかしその一方で、大人になるまでずっと父親と仲良しでパパ大好きの娘さんがいることも事実です。
娘に好かれる父親と、嫌われる父親。
この違いはどこから生まれるのでしょうか?
今回は、あなたが、娘さんが中学生になっても一緒にお風呂に入れるほどに好かれるパパになる方法を伝授します!
目次:
なぜ父親は「キモい」のか?
そもそも、なぜ女の子は揃いも揃って父親をあんなに嫌ってくるのでしょうか。
それは父親が嫌いになるように本能にインプットされているからです。
もし娘が父親に全く嫌悪感を抱けなければ・・・日本中でたやすく近親相姦が起こってしまいますね。
なにせ一番身近な頼れる異性ですから。健全な男女が一緒に暮らしていて事が起こらないはずがありません
そんなわけで、女性は体が成熟してくると、幼い頃からそばにいる異性には魅力を感じないように、遺伝子の近い父親の匂いには生理的嫌悪感が生まれるようにプログラムされているんです。
娘さんに嫌われないためには、この本能を覆すくらいに人としての尊敬か、信頼を得ていなければいけません。
そのために気を付けるポイントを挙げていきます。
好かれるパパの条件
娘に好かれる父親の条件は2つあります。
一番大切なことは、人として尊敬されていること。
そして次に大事なのは、生理的に受けいれられることです。
この二つを満たせば、嫌われるはずがありませんよね。
ではそのために何をすればいいのでしょう?
小さかった娘さんも、思春期に入れば体も心もすっかり女性の仲間入り。
特に男のギラギラした下心や、あるいは清潔感に対する感度が我々男性の100倍敏感になっているんです。
娘から「キモい」と思われる原因としては主に
・言動や身だしなみに清潔感がなく、「生理的にムリ」と思われているケース
・娘への軽いスキンシップが「性的な欲望」をイメージさせてしまっているケース
・娘を甘やかしたりご機嫌を取ろうとする態度が「媚びている」と捉えられてしまうケース
があります。
こういったものに対して、女性は本当に敏感です。
それではこれから、キモいと思われないための具体的な対策についてお話ししていきます。
生理的にムリ!と言われないために
若い娘さんのいる家庭では、私たちも普段から最低限身だしなみに敏感になることが求められるのです。
大事なのは「清潔感」
清潔感は言うまでもなく重要です。
自分の娘とはいえ、若い娘さんがいるところで小汚い恰好をしていることはお勧めできません。
ここで知っておいてほしいのは
ブサイクだとかイケメンだとか、はげているとか、そういったことは全く関係ないということです。
大事なのは、身だしなみに気を使っている姿勢が見えるかどうかです。
ハゲ散らかした頭はきちんと短く刈って、こまめに散髪に行きましょう。
ふくよかなのは構いませんが、不摂生でお腹だけポコっと出ている印象なら引込めましょう。
わきや足の匂いにも注意してください。
本能に訴えかける加齢臭
女の子が父親を避ける一番の原因が40代から出始めるこ加齢臭です。
この臭いで、女の子は自分と遺伝子が近い男を見定めて避けるようなります。加齢臭は娘に対する負のフェロモンと言えるでしょう。
できれば毎日湯船に浸かって汗を流し、加齢臭対策のメンズシャンプーやデオドラントでケアしてください。特に耳のうしろや、後頭部(襟足)はよく洗う必要があります。
音にも注意
女性はでかい音に敏感です。
無意識にドアをバーン!と閉めているようなら
いつもストレスを与えてしまっているかもしれません。
娘さんに向けたものでなくても、怒鳴り声などは聞かせないようにしてくださいね。
スキンシップはほどほどに
娘にかまう時間は我々にとって至福の時ではありますが、
父親からのスキンシップにうんざりしている娘さんはとても多いんです。
相手の態度を見ながら、やりすぎない程度のおさわりにしておきましょう。
特に尻や二の腕など下心を感じさせてしまう場所は避けて、
肩や背中くらいに留めておいた方が無難です。
頭をなでるのは、髪が崩れるのでいやだとか、男には触られたくないという子もいますが
あなたが今、ある程度好かれているなら問題ないでしょう。
頭の上をポンポンされるのが好きな子や、後頭部をなでられるのが好きな子がいるので反応を見ながら探っていきましょう。
・・・なんだか、娘に好かれる方法ではなく、女性を落とす方法みたいになってきましたね(笑
でも、あながち間違ってはいないんです。
どちらの場合も
身だしなみに気を付けることや、女の子へのふるまいなど、
ちゃんとわかっているかどうかが大事なんですね。
モテる男性は、娘にも好かれてしまうんです。
娘と会話するには?
娘が思春期になると、全く話をしてくれなくなることもあります。
何を言っても、「ウザい」の一言で、会話が成立しません。
会話がなくても「この時期はそういうものだ」と放っておくこともできますが
いざ娘さんに何かあった時、相談してもらえるような信頼関係を築くことができません。やはり普段から会話ができるのが一番ですね。
一言目はどう話しかける?
間違っても、「今日は学校どうだった」みたいな返しにくい質問や「彼氏はいるのか」のようなデリカシーのない質問、いきなり説教が始まりそうな言葉から始めてはいけません。
「このシュークリーム皮がパリパリでおいしいな。お父さんはしっとりよりパリパリ派だ」「今日暖かいから散歩に行きたくなるな。おろしたての服着て。」「この芸人おもしろいな。」のような、日常の中でのちょっとした気持ちを出していきましょう。
娘さんも共感できるようなことであればなお良いです。
最初は無視されても、徐々に返事をしてくれるようになります。
娘さんの話に対しても、否定したり、解決策を提示するより、まず最初に共感しようと努力することが大事です。
褒める
褒められて嫌な気持ちになる子はいません。
勉強を頑張ってる、風邪でも学校を休まなかった、家の手伝いができた、といった普通の事で構いません。
結果をほめるより、お子さんをよく観察して、頑張った過程や気持ちなどをほめてあげる方が効果的です。
ただし決して、お子さんに好かれようという媚びた態度が透けて見えないように気を付けてください。
尊敬されるパパになるには
そして
好かれるパパになるのに一番大事なのは
娘から 人として尊敬・信頼されることです。
これがあれば正直、多少クサくてもだらしなくても許されたりします。
尊敬・信頼といっても、何でもできる超人になるとか
高いハードルがあるわけではありません。
約束は守る、浮気はしない、感情に任せて怒鳴ったりせずきちんと叱る
など当たり前のことが守れていればまず大丈夫です。
それに加えて、もっと好かれるためのポイントを3つ紹介します!
成長
多くの子供は、職場で頑張るお父さんの姿を見たことがありません。
見るのは休日に家でゴロゴロしている姿だけです。
これは非常にまずいですね。
もちろん、普段は仕事を頑張ってくれているんだ、ということは頭では理解していますが
実際にイメージが湧いてこないんですね。
頑張っていることを娘さんにイメージしてもらうには、
成長を見せることが一番です。
ただ「忙しい。」「疲れた。」と言うよりは
仕事でこれができるようになった。
今日はこれが成功した。
今はこれができるように勉強してる。
というふうに、成長する気持ちをアピールするんです。
これは仕事でなくても構いません。
趣味でもいいですし、家事がちょっと上手くなる、でもいいです。
(大会に出た、初心者に教えてあげてる、洗濯物のたたみ方を覚えた、キャベツの千切りが早くなった、etc)
とにかく一ミリだけでも昨日より成長しようとする気持ち。
これがあれば、わざわざ言わなくても娘さんには伝わります。
自信
偉そうにする必要はありませんが、プライドは必要です。
可愛い娘に嫌われたくないあまり
やたらご機嫌をうかがうような態度、媚びるような態度をとる父親もいらっしゃいます
ここまでくると、完全に立場が下、自分より価値の低い人間とみなされる可能性すらあります。
あなたが会社で偉かろうと下っ端だろうと関係ありません。
女性の本能がそう感じさせてしまうんです。
娘さんの事を気にかけてあげるし、嫌われない努力もする。
でもその一方で、こび過ぎず父として堂々としていてください。
奥さんの態度はどう?
子供は母親の態度に影響を受けます。
もし奥さんが陰であなたの事を馬鹿にしたり、文句を言っていたら
いずれ娘さんもあなたを見下すようになってしまいます。
妻から愛されていない男性は、娘にも毛嫌いされているケースが非常に多いです。
なので、
娘からだけでなく妻からも愛され、信頼される必要があります。
これには特別なやり方は必要ありません。
実は、これまでに説明してきたことが
そのまま奥さんから好かれる方法でもあるんです。
身だしなみやスキンシップ、成長など
あなたができていなかったことを見返してみてください。
そして、時には愛情をきちんと伝えてください。
もしそれでも妻の態度が変わらなければ、問題があるのはあなたではないのでしょう。
誠意と分別のある女性なら、自分の娘が父親をけなしていれば、ちゃんと叱ってやるはずですから。
参考:家庭アドバイザー 朝峰司 黄金の書