ダーウィンが来た! チーターの瞬間移動!?

ダーウィンが来た! チーターの瞬間移動!?


今週のダーウィンが来た!は、チーターの狩りの謎に迫るドキドキの内容でしたね!(・∀・)


地上最速の動物、チーター!

チーターは、アフリカのサバンナで暮らすネコ科の動物です。


体長は1~1.5メートル、体重35~70キロくらいで細身の体形。
意外と小さいんですね。

チーターは
バネのようにしなやかな足の筋肉と
スパイクのように地面をしっかり掴む爪を使って
時速100km以上で走ることができる、地上最速の動物なんです!

【すさまじいスピードのチーターの狩り!】

ちなみに、曲がるときは尻尾を振ることによって素早く方向転換できます。

チーターの狩りは一瞬で決める

チーターは走るのが早いですが、そのかわり持久力がありません。
全力疾走できるのはせいぜい10秒くらい(!)
その間に獲物に追いつかないと、狩りは失敗です。

なので、できるだけ獲物に近づいてから走り出すんです。

身を低くして、茂みに隠れながら
こっそりこっそり近づいていきます。

獲物に十分近づいたら、一気に飛び出して追いかけます!

【チーターの狩りの様子】

獲物に気付かれずに、どこまで近づけるかが 狩りの成功を左右するんです。

チーターにとって、狩りは獲物を追いかけている時より
こっそり近づくときが本番なんですね。

黄色と黒の斑点もようは、草地にとけ込んで見えにくくなるのに役立ってます。

ブッシュで暮らすチーターの「瞬間移動」!

今回のダーウィンが来た!の舞台はアフリカのナミビア。
ブッシュ」と呼ばれる茂みだらけの草地で生きる、チーターの狩りの謎に迫ります。

サバンナの草原とは違い、全力で出駆けることのできないブッシュの中で
チーターはどうやって狩りをしているのでしょうか?

引用:アフリカ旅行の道祖神

見通しが悪いブッシュの中で獲物を見つけるために、まず木に登って獲物を探します。
チーターはネコ科の中でもあまり木登りをしない動物ですが、ここのチーターはしっかりと環境に適応して上手に木登りをします。

そして獲物のインパラを発見したら、草木の陰に隠れてこっそり近づき
ダッシュで襲いかかります!

ですが、ここは草木の生い茂るブッシュの中。
何度も草木に阻まれて、時速は30キロしか出せません。

そこでチーターは、秘技・ショートカットを使います。

インパラの体の傾きから曲がる方向を予測して、ブッシュのに飛び込み一直線に突き進むのです!
ブッシュから飛び出すと、そこにはちょうど、全速力で道を走っているインパラの横っ腹が!

インパラからすると、後ろから追ってきていたはずのチーターが横から突然現れて、まるで瞬間移動してきたように思うでしょう。

こんな風に、いろんなテクを使いながら狩りをしているんです。かしこいですね。

チーターと人は正反対の生き物!?

チーターは瞬発力はあるものの、走るとすぐにバテてしまいます。
それは、そのまま走り続けると体温が高くなって、脳が熱でやられてしまうからなんです。

それに対して人間は、力は弱い代わりに、最も持久力のある動物と言われているんです。

人は毛皮がなくて肌がむき出しになっていて、そこから汗をかくことで体を冷やすことができますね。
なのでマラソンランナーみたいに、何十キロも走ったり、何時間も走り続けることができるんです。

こんな長距離を走れる動物は人間以外ほとんどいません。

そう考えると、チーターと人は正反対の生き物であると言えますね。

大きくて甘えん坊な猫、チーター。

チーターはネコ科なので母性がとても強く、

また逆に 人間をお母さんだと思うとおもいきり甘えてきます。
甘える姿は大っきい猫そのものですね(*´∀`*)

箱があると、つい入っちゃいます

撫でられるとゴロゴロいっちゃいます

ドバイなど湾岸諸国ではペットとして大人気(・∀・)

ですが、そのためアフリカでは子チーターの密猟が横行しているんです。

減り続けるチーター

古くにはアラビア半島、インドにも生息し、
最盛期には10万頭以上もいたとされるチーターですが
子チーター密猟や毛皮のための乱獲、開発により住処を失うなどにより、1980年代には1万5000頭に減少。

そして2017年現在では、世界に7000頭ほどしかいないそうです。
チーターは絶滅の危機に晒されているのです。

動物園では交配がうまく進んでいるようですが
そのうち、動物園でしか見ることができなくなるかもしれません。。。

そうなる前に、草原を駆け回るチーターの雄姿を 生で見てみたいものですね。


スポンサーリンク